「環境報告書2003年版」の発行について

2003年06月24日

 

川崎重工は、「環境報告書2003年版」を発行します。今回発行する報告書は、当社策定の「中長期環境ビジョン」と、それを具体的に展開する「第4次(2003~2005年度)環境経営活動基本計画」を記述し、2002年度(2002年4月1日~2003年3月31日)における当社の環境保全活動実績についてまとめています。当社の環境報告書は、1999年に重工業業界で初めて発行して以来、今回で5号目の発行となります。

今回の報告書に掲載されている「中長期環境ビジョン」では、循環型社会形成に向け当社の環境における2010年のあるべき姿を、(1)環境理念、(2)環境経営、(3)環境配慮製品、(4)環境配慮生産、(5)環境コミュニケーションの5つの切り口で描いています。

また当社は、1994年より3ヵ年毎の「環境保全活動基本計画」を策定し、着実に環境への取組みを推進してきました。2003年度から開始した第4次計画では、環境への対応は経営の重要な一部であることをより明確に位置付け、「環境経営活動基本計画」としました。その中で、温室効果ガス排出量や廃棄物総排出量の低減などに関する定量目標を掲げ、第3次計画で導入をはじめた環境調和型経営の定着と発展を目指します。

今回発行する報告書の要点は以下のとおりです。

「環境調和型経営」の実現に向けた社長の考え、環境担当役員の取組み姿勢を紹介し、各カンパニープレジデントが環境活動の取組み事項について述べています。
第3次計画(2000~2002年度)の環境活動を自己評価し、第4次計画(2003~2005年度)への課題を明確にするとともに、環境経営活動については、第三者機関からの評価を掲載しています。
「中長期環境ビジョン」に基づき、第4次計画を具体的にまとめています。
製造業として、「環境を配慮した製品・技術」と「環境を保全する製品・技術」の両面で循環型社会に貢献する当社の取組みを紹介しています。
環境負荷データを、各カンパニー別と生産拠点(工場)別に集計し掲載しています。


なお本報告書の発行部数は、8,000部〔和文6,000部、英文2,000部(2003年8月末発行予定)〕です。当社は、本報告書を希望者に配布するとともに、掲載内容についてはインターネット・ホームページ上に全文を掲載します。(ホームページアドレス:http://www.khi.co.jp/sustainability/earth/index.html

当社は環境に対する考え方や活動について定期的に情報開示を行うために、環境報告書を毎年1回発行しています。今後も当社は環境情報の開示を継続するとともに、「環境調和型経営の定着」と「企業価値の継続的な向上」に向けて積極的に取り組んでいきます。