商船三井向けLNG運搬船建造に関する基本協定書締結(川崎造船)

2003年03月31日

川崎造船は本日、株式会社商船三井との間で、145,000m3型LNG運搬船1隻の建造に関し、基本条件で合意に達し、基本協定書を締結しました。今後、本船の建造契約締結を目指して両社で協議を進めてまいります。本船は当社坂出工場で建造し、引渡しは2006年から2007年の間の予定です。

本船は、当社標準船型であるモス型球形タンクを4基搭載し、145,000m3のカーゴタンク容量を持っています。当社は、すでに商船三井向けに145,000m3型LNG運搬船2隻(オマーンとアルジェリア向けで、いずれも共有船)を受注しており、これで同社向け3隻目の同型船受注内定となります。

本船は商船三井に引渡し後、同社より東京エルエヌジータンカー株式会社(東京ガス株式会社100%子会社)へ用船される予定です。

今回の受注内定によって当社のLNG船受注残は内航の小型LNG船1隻を含め8隻となりました。これは、当社の長年にわたるLNG運搬船建造および修繕に基づく卓越した技術力と、本船型の汎用性が高く評価されたものです。当社は、クリーンエネルギーとして需要増加が予想されるLNGをはじめとする各種ガスの運搬船建造に今後とも積極的に取り組んでいきます。

なお、本船の主要目は以下のとおりです。

<主要目>

全長約289.50m
型幅49m
タンク容量145,000m3
速力19.5Knots
船級NK