「Ninja ZX-6R」等2003年ニューモデル6機種を世界最大のモーターサイクルショー「インターモト ミュンヘン」に出展

2002年09月09日


 


Ninja ZX-6R

 川崎重工は、9月18日より5日間にわたりドイツで開催される世界最大のモーターサイクルショー「インターモト ミュンヘン」に、欧州向け2003年ニューモデル6機種を出展します。

 今回カワサキは、欧州市場で人気の高い中排気量クラスのスーパースポーツモデル「Ninja ZX-6R」を高度なスポーツ走行性能向上を目的として一新するとともに、レース走行用に仕様変更を施した「Ninja ZX-6RR」を新たに追加して、2003年モデルとして発表します。同時に、独自のスタイリングを持ち、軽快なハンドリングを実現した新開発のスポーツモデル「Z1000」を発表します。

 また、歴代のカワサキモーターサイクルで最大排気量となるエンジンを新たに搭載し、スタイリングを一新したアメリカンクルーザー「VN1600 Classic」とともに、国内外で活躍するモトクロスレース専用車「KX250」「KX125」の2003年モデルも併せて発表します。

世界最大のモーターサイクルショーで、フランスで開催される「パリショー」と隔年に開催される。
ゆったりとした乗車姿勢で乗るアメリカンスタイルバイクの総称。
公道ではない不整地のコースで、決められた時間内に順位を競うレース。


2003年ニューモデルの概要


□スーパースポーツモデル
「Ninja ZX-6R」

カワサキのスーパースポーツモデルを代表する「Ninja シリーズ」のライトウェイトモデル。
2003年モデルでは、フューエルインジェクションを新たに採用した水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(636cm3)を搭載し、車体も全面的に新設計するなど、走行性能の向上を図っています。また、LEDテールランプを採用したテールカウル、多機能の液晶メーターなどの装備によりスタイリングを一新しています。


「Ninja ZX-6RR」
公道用市販車を使用したレースに参加するためのベースとなるモデル。
「Ninja ZX-6R」とは別設計の水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(599cm3)を搭載し、車体各部には専用部品を装備するほか、レース用オプションパーツも用意することで、モーターサイクルレースに参加する機会を広く提供します。


□スポーツモデル
「Z1000」
高性能スーパースポーツモデルとして世界中で評価の高い「Ninja ZX-9R」のエンジンをベースとする新開発エンジンを搭載し、車体の全てを新設計としたスタイリッシュな高性能スポーツモデル。中速回転数域を中心に強力なトルクと優れたレスポンスを発揮するフューエルインジェクション採用の水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(953cm3)、高剛性の新設計ダイアモンドフレームや倒立サスペンション等の採用によって高い走行性能を実現しています。また、4本出しマフラー、LEDテールランプを採用したテールカウル、多機能の液晶メーターなどの装備によって、独自のスタイリングを実現しています。


□アメリカンクルーザー
「VN1600 Classic」
歴代のカワサキモーターサイクルで最大排気量(1,552cm3)となる新開発の水冷4ストロークV型2気筒エンジンを搭載したクルーザーモデル。エンジン排気量の拡大によって、高出力化を図るとともに始動性向上と排出ガスの削減を実現しています。また、フレームとサスペンションに改良を加え、キャストホイール、ラジアルタイヤ、大径デュアルディスクブレーキ等を装備することで、より快適な走行を可能としています。


□モトクロス
「KX250」「KX125」
カワサキの国内外のファクトリーレース活動で培われた技術をもとに開発されたモトクロスレース専用モデル。瞬発力と耐久性を向上させた2ストローク単気筒エンジンや、軽量で高い剛性の車体とロングストロークサスペンションの採用などにより、モトクロスレースにおいて高い戦闘力を発揮します。