ばら積運搬船"VIOLET"の引渡し

2001年10月25日

川崎重工は、10月25日当社神戸工場において、ばら積運搬船"VIOLET"(バイオレット、当社第1517番船)を、パナマの船主であるTri-Bulkship S.A.へ引渡します。

本船は、三井造船株式会社との業務提携に基づき神戸工場において建造される5万トン型ばら積運搬船シリーズの第3番船です。なお、本船は引渡し後の処女航海として、インドネシアにて荷役後、アメリカ東岸向けに出航する予定です。

本船の工程、主要目ならびに特長は次の通りです。

<工程>
起工 2001年 4月20日
進水 2001年 7月26日
竣工 2001年10月25日

 

<主要目>
船級 日本海事協会
船籍 PANAMA
航行区域 遠洋(国際)
全長 189.80 m
長さ(垂線間長) 181.00 m
幅(型) 32.26 m
深さ(型) 16.90 m
夏季満載喫水(型) 11.90 m
総トン数 27,989 t
載貨重量 50,320 t
主機関 KAWASAKI-MAN B&W 6S50MC-C × 1基
連続最大出力 8,090kW×127回転
航海速力 14.5 ノット
定員 25 名

 

本船の特長
1) 船型は船首楼付き平甲板型で5船倉を有し、積載貨物は穀類、石炭、鉱石、鋼材などで、これらの貨物の運搬に適した船倉形状としています。
2) 各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トン デッキクレーンを装備しており、荷役設備のない港湾でも荷役作業が可能です。
3) 主機関には軽量・コンパクト・高出力のエンジンであるKAWASAKI-MAN B&W 6S50MC-Cを搭載しています。