神戸工場にて商船建造再開第一船となるばら積運搬船"BORON NAVIGATOR"を引渡し

2001年04月12日

川崎重工は、ばら積運搬船“BORON NAVIGATOR”(ボロン ナビゲーター、当社 第1509番船)を当社神戸工場においてパナマの船主であるLEO OCEAN S.Aへ引渡しました。

本船は、阪神淡路大震災後の神戸工場における商船建造再開の記念すべき第一船として当社神戸工場で建造される5万トン型ばら積運搬船シリーズの当社第1船です。なお本船は、引渡し後、米国に向け出航の予定です。 本船の工程、主要目ならびに特長は次の通りです。

工 程
起工  平成12年10月12日
進水  平成13年 1月18日
竣工  平成13年 4月12日
工 程
船級 日本海事協会
船籍 PANAMA
航行区域 遠洋(国際)
全長 189.80 m
長さ(垂線間長) 181.00 m
幅(型) 32.26 m
深さ(型) 16.90 m
夏季満載喫水(型) 11.90 m
総トン数 27,989 t
載貨重量 50,341 t
主機関 KAWASAKI-MAN B&W  6S50MC-C × 1基
連続最大出力  8,090kW×127回転
定 員 25 名
本船の特長
1) 船型は船首楼付き平甲板型で、5船倉を有し各ハッチカバー間、船体中心線上に4基の30トン デッキクレーンを装備しており、荷役設備のない港湾でも荷役作業が可能です。
2) 積載貨物は穀類、石炭、鉱石、鋼材などで、これらの貨物の運搬に適した船倉形状としています。
3) 主機関には従来に比べ軽量・コンパクト・高出力の新形式エンジンであるKAWASAKI-MAN B&W 6S50MC-Cを搭載しています。