神戸工場にて商船建造再開第一船となるばら積運搬船"BORON NAVIGATOR"が進水

2001年01月18日

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川崎重工は、1月18日午前9時30分、神戸工場においてLEO OCEAN S.A.から受注したばら積運搬船"BORON NAVIGATOR"(ボロンナビゲーター、当社第1509番船)の命名、進水式を行いました。

本船は、阪神淡路大震災後の神戸工場における商船建造再開の記念すべき第一船であることに加え、三井造船との業務提携の成果として当社神戸工場で建造される5万トン型ばら積運搬船 シリーズの当社第1船です。なお本船は進水後、岸壁にて艤装工事を行い、2001年4月に客先に引き渡す予定です。本船の工程、主要目ならびに特長は次の通りです。

 

工程
起工 平成12年10月12日
進水 平成13年1月18日
竣工 平成13年4月 (予定)
主要目
船級 日本海事協会
船籍 PANAMA
航行区域 遠洋(国際)
全長 189.80m
長さ(垂線間長) 181.00m
幅(型) 32.26m
深さ(型) 16.90m
夏季満載喫水(型) 11.90m
総トン数 約28,200t
載貨重量 約50,000t
主機関 KAWASAKI-MAN B&W 6S50MC-C×1基
連続最大出力8,090kW×127回転
定員 25名
本船の特長
   1. 船型は船首楼付き平甲板型で、5船倉を有し各ハッチカバー間、船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備のない港湾でも荷役作業が可能です。
   2. 積載貨物は穀類、石炭、鉱石、鋼材などで、これらの貨物の運搬に適した船倉形状としています。
   3. 主機関には従来に比べ軽量・コンパクト・高出力の新形式エンジンであるKAWASAKI-MAN B&W 6S50MC-Cを搭載しています。