「日独連携水素サプライチェーン構築に向けた覚書」を締結

2025年09月15日

川崎重工は、トヨタ自動車株式会社、関西電力株式会社、ダイムラートラック社(Daimler Truck AG)、ハンブルク自由港倉庫建築組合(Hamburger Hafen und Logistik AG)と、「日独連携水素サプライチェーン構築に向けた覚書」を2025年9月15日に締結しました。

本覚書は、国や産業の壁を越えて、水素の国際的な利活用推進を目指すと共に、日本とドイツの需要を合わせることにより、高い経済性を持つ水素サプライチェーンの構築を目標とするもので、経済産業省主催の水素閣僚会議おいて署名されたものです。
本覚書の締結により、港湾・物流や、商用車をはじめとするモビリティ、発電といった各産業セクターにおける、国際的な水素輸送の実用化と事業化に向けた歩みをさらに進めていきます。

当社は、本覚書を締結した各社をはじめとする多くの「なかま」と共に、2030年代早期から順次拡張を見込む水素サプライチェーンの開発および、日本とドイツにおける水素の社会実装に取り組んでまいります。
今後とも、日欧双方の需要をつなぐ「あらたな水素回廊」づくりに参画していくことで、当社の水素関連事業の国際展開を加速させるとともに、世界のカーボンニュートラル目標の達成と、持続可能な未来に向けた脱炭素社会の実現に貢献します。

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調印式の様子

前列左より(敬称略)
ダイムラートラック社 副社長 マンフレッド・シュッカート
ハンブルク自由港倉庫建築組合 最高財務責任者 アネット・ウォルター
川崎重工業株式会社 代表取締役社長執行役員 橋本 康彦
関西電力株式会社 取締役 代表執行役社長 森 望
トヨタ自動車株式会社 水素ファクトリープレジデント 山形 光正
後列左より(敬称略)
ドイツ経済・エネルギー省 第二総局長 ステファニー・フォン・アーレフェルト
経済産業省 資源エネルギー庁長官 村瀬 佳史

■参考リンク

川崎重工とダイムラー・トラック、「ドイツ向け液化水素サプライチェーン構築および欧州における液化水素ステーションの輸送網の構築に向けた協力の覚書」を締結(2024612日)

https://www.khi.co.jp/pressrelease/news_240612-1.pdf

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