ばら積運搬船「RISOLUTO」の引き渡し

2025年09月04日

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ばら積運搬船「RISOLUTO」

川崎重工は、中国遠洋海運集団有限公司と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程有限公司(NACKS、中国南通市)において、BATANAGAR SHIPPING CORPORATION (バタナガル シッピング コーポレーション) 向け82型ばら積運搬船 「RISOLUTO(リゾルート)」(当社第8104船/NACKS第480番船)を引き渡しました。

<特 長>

1) 船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な7つの船倉を有しています。
2) 省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、推進効率の高い形状のプロペラ、当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する技術を採用することにより、EEDI規制1のフェーズ3(CO2排出量の基準値比較30%削減)相当の削減量を達成しています。

<主要目>

全長×幅×深さ 228.90 m × 32.24 m × 20.20
満載喫水 14.55 m
航海速力 15.85 ノット
定員 25 名
総トン数

44,139トン

載貨重量 82,718 トン
貨物倉容積 94,499.7 ㎥
主機関 MAN B&W 6S50ME-C9.7-HPSCR ディーゼル機関  1基
船級・船籍 日本海事協会(NK)・パナマ
引渡日

2025年94

※1 EEDIEnergy Efficiency Design Index)規制:
1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI)を用いて、新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制。EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じて段階的に強化されます。ばら積み運搬船の場合、2013年にフェーズ2が発効され、2020年以降の契約船を対象にフェーズ0を基準値として20%のCO2削減が要求されます。フェーズ3では2025年以降の契約船を対象に、フェーズ0比較で30%のCO2削減が要求されます。

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