マスターフレームワークを活用した融資契約締結について(サステナブルファイナンス)
2024年01月31日
川崎重工は、以下2社とサステナブルファイナンスによる融資契約を締結しました。今回の契約は、2023年11月に公表した世界初の資金調達の枠組み「マスターフレームワーク」を活用した初めての融資契約となり、同フレームワークを活用したサステナブルファイナンスとしては、今月16日に公表したトランジション・ボンド(2月下旬発行予定)に続く2例目です。
■融資契約締結先とサステナブルファイナンスの種類
時期 | 金融機関名 | サステナブルファイナンスの種類 |
2024年1月 | 株式会社三井住友銀行 | サステナビリティ・リンク・ローン |
三井住友信託銀行株式会社 | トランジション・ローン |
(五十音順) |
マスターフレームワークは、当社グループが「グループビジョン2030」で掲げる3つの注力フィールドである「安全安心リモート社会」「近未来モビリティ」「エネルギー・環境ソリューション」を支えるサステナブルファイナンスの活用を促進するために策定した、あらゆるサステナブルファイナンスを網羅する資金調達の枠組みです。フレームワークには具体的なプロジェクトやその目指すものを挙げていることから、資金を提供する金融機関は財務諸表上の情報だけでなく当社グループの取り組みをより深く多面的に理解することに繋がり、賛同するプロジェクトに対して個別に融資を行うことができます。また、マスターフレームワーク上の各プロジェクトは第三者機関による国際原則準拠の認証を受けているため、実行にあたる金融機関・当社双方の負担を軽減する効果もあります。当社はこの取り組みを通じ、サステナブルファイナンス先進企業として、当社だけではなく日本全体でのサステナブルファイナンスの拡大発展に大きく寄与していきます。
当社グループは、「グループビジョン2030」の達成に向けて「2030年度に長期借入金に占めるサステナブルファイナンスの割合を50%、2050年度には100%」をKPIとして定めています。本融資契約の締結により、その割合は17%となります。当社は今後とも、サステナビリティ経営の取り組みを加速させるとともに、ステークホルダーとのエンゲージメント強化に努め、SDGsの達成と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
【参考リンク】
川崎重工業株式会社への「サステナビリティ・リンク・ローン」の組成について
https://www.smbc.co.jp/hojin/financing/sustainable/kokusai/pdf/240131_01.pdf
「トランジション・ローンの契約締結について」
https://www.smtb.jp/-/media/tb/business/pdf/240131.pdf
マスターフレームワークについて
https://www.khi.co.jp/pressrelease/news_231130-1.pdf
当社のサステナブルファイナンスに関する取り組みについて
https://www.khi.co.jp/ir/finance/
グループビジョン2030について
https://www.khi.co.jp/groupvision2030/