H3ロケット試験機1号機用フェアリングを出荷

2022年09月14日

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川崎重工は、H3ロケット試験機1号機用衛星フェアリング※1を、岐阜工場での設計・部品製造を経て、播磨工場にて組み立て後、種子島宇宙センターに向けて出荷しました。 

本衛星フェアリングは、種子島宇宙センターで三菱重工業株式会社に納入され、H3ロケット試験機1号機に組み込まれます。なお、同ロケットには国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3※2が搭載される予定で、今後、打ち上げに向けて準備作業が進められます。

当社は、1993年に納入したH-Ⅱロケット用衛星フェアリングを皮切りに、各種衛星フェアリングの開発・製造に携ってきました。これまでにH-Ⅱロケット7機、H-ⅡAロケット45機、H-ⅡBロケット9機、合計61機分の衛星フェアリングを納入した豊富な実績を持っています。また、固体燃料ロケット・イプシロンロケットにも6機分を納入するなど、現在は国内唯一の衛星フェアリング製造企業として各種衛星需要に対応しています。

今後も当社は、これらの実績と優れた技術力を活かし、我が国の衛星打ち上げ事業ならびに宇宙空間を活用した社会発展に積極的に貢献していきます。

 【H3ロケット試験機1号機用衛星フェアリングの概要】

ショートタイプ(S
全長 10.4メートル
直径 5.2メートル

※1 衛星を格納する部分で、ロケット先端部に取り付けられ、打ち上げ時の空力加熱、音響(振動)などの過酷な環境から衛星を保護するもの。大気圏外に達した後、左右に2分割して衛星を分離する。添付写真の左側の円錐台構造は、衛星フェアリングの構成品の「衛星搭載アダプタ」
※2 陸域観測技術衛星「だいち」の光学ミッションを引き継ぐ地球観測衛星。全地球規模の陸域を継続的に観測し、蓄積した平常時と災害発生時の画像を迅速に取得・処理・配信するシステムを構築することで、国および自治体などの防災活動、災害対応に無くてはならない手段のひとつになることを目指している。

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