「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を朝日航洋へ納入
2022年03月29日
川崎重工は、2022年3月9日に朝日航洋株式会社へ「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を納入しました。C-2型ヘリコプターとしては国内47機目の納入で、救急医療用のドクターヘリとして運用されます。
BK117ヘリコプター(以下、BK117)は、当社と欧州のヘリコプターメーカーのエアバス・ヘリコプターズ社が共同開発し、国産ヘリコプターとして初めて型式証明を取得した中型の多用途双発機です。機体後部に大きな観音開きドアを備え、担架などの大きな資機材の搬出入が容易なことをはじめ、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、機動性の良さなどが高く評価され、消防・防災用、救急医療用、物資・人員輸送用、警察用および報道用など、全世界で使用されています。
BK117は、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来、機体の改良を重ね優れた技術力と高い信頼性により、当社納入(2022年3月29日時点)で183機、エアバス・ヘリコプターズ社納入分を合わせると全世界で1,700機以上の納入を誇るベストセラー機です。
今後も当社は、培ってきた技術力、国産機ならではのサポート体制を活かし、BK117の積極的な営業活動を展開していきます。
【川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元】
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※EMS(Emergency Medical Service)キットは、ドクターヘリによる救急医療サービスを実施するための装備で、主な構成は、医療専用床、担架、医療席、看護師席、付添人席、側壁医療機材ラック、天井および側方レール、前方医療用キャビネット、照明灯および医療用機材用の電源ユニットなどです。
(関連リンク)
<川崎重工ウェブメディアANSWERS:医師をいち早く救急現場へ。「ドクターヘリ」の舞台裏に迫る >
https://answers.khi.co.jp/ja/mobility/20190430j-01/