佐賀県より新型BK117を消防防災ヘリコプターとして初受注

2018年11月28日

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川崎重工は、佐賀県より最新鋭の「H145//BK117 D-2」ヘリコプター(以下、「D-2型」)を受注しました。本件は、消防防災用に運用される「D-2型」として当社初の受注であり、また佐賀県初の消防防災ヘリコプターとして導入される予定です。

「D-2型」は、当社と欧州のエアバス社が共同開発したヘリコプターBK117シリーズの新型機です。従来の「C-2型」で定評のあった担架などの搬出入が容易な機体後部の観音開きカーゴドアや、コンパクトな機体でありながら機内での医療行為を施しやすい広いキャビンスペースを継承しつつ、コンピューター制御された新型エンジン、最新の統合計器や「ダクテッドファン方式」の新型テールローターなどを採用し、高高度性能の向上やパイロットのワークロード低減、クラス最高の静音性を実現しています。

BK117ヘリコプターは、ドクターヘリ、消防防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送など多用途に活用する中型双発機です。国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ね、優れた技術力と高い信頼性により当社納入分(2018年11月22日現在)で178機、エアバス社納入分を合わせると全世界で約1,500機以上の納入を誇るベストセラー機です。

今後も当社は、優れた技術力と高い信頼性、国産機ならではのきめ細やかなサポート体制を活かし、「D-2型」の積極的な営業活動を展開していきます。

【H145//BK117 D-2 の主要諸元】

全長 13.64m
全幅 1.73m(胴体)
全高 3.95m
定員 10名(標準座席)
最大全備重量 3,700kg
最大巡航速度 約243km/H
航続距離 740km(標準タンク、最大全備重量、国際標準大気+20℃、5,000ft)

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