３１１，０００重量トン型ＶＬＣＣ「ＭＡＹＡＳＡＮ」の引き渡し

３１１，０００重量トン型ＶＬＣＣ「ＭＡＹＡＳＡＮ」

川崎重工は、本日、中国遠洋海運集団と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程有限公司（ＮＡＣＫＳ、中国南通市）において、ＳＡＢＥＲ ＴＡＮＫＥＲ ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＯＮ（セイバー タンカー コーポレーション）向けＶＬＣＣ「ＭＡＹＡＳＡＮ（マヤサン）」(当社第８０３０番船／ＮＡＣＫＳ第ＮＥ２４８番船)を引き渡しました。

本船は、当社が新たに開発した３１１，０００重量トン型ＶＬＣＣの３番船です。

本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。

＜引き渡し＞

２０１８年１０月２６日

＜主要目＞

全長 ３３９．５０ ｍ 長さ（垂線間長） ３３４．１０ ｍ 幅（型）　 ６０．００ ｍ 深さ（型）　　 ２８．９０ ｍ 満載喫水（型） ２１．００ ｍ 総トン数 １６２，１５６ 載貨重量 ３１２，００６ トン 主機関 ＭＡＮ　Ｂ＆Ｗ　７Ｇ８０ＭE－Ｃ９．５－ＴＩＩ 型ディーゼル機関 １基 連続最大出力 ２２，８００ｋＷ　Ｘ　５８回転／分 乗船定員 ３６名 船級 日本海事協会（ＮＫ） 船籍 パナマ

＜特　長＞　

	１）	従来型の球状船首をなくし、喫水線における船長を長くした船首形状を新開発し、採用しています。これにより、航走する際に発生する船首波による造波抵抗を大幅に減少させ、推進性能を高めています。
	２）	低回転超ロングストローク主機関と高効率の大直径プロペラの採用で低燃費を達成しています。
	３）	船体強度の信頼性向上のための新規則ＨＣＳＲ（調和共通構造規則）に対応し、高い安全性を確保しています。