カワサキ初のスマートフォン接続機能などの改良を施した「Ninja H2 / Ninja H2 Carbon」と、より商品性を高めた「Ninja H2R」2019年モデルを新発売

2018年08月10日

 

  C3180810-1.jpg
Ninja H2 Carbon

 

川崎重工は、フラッグシップモデル「Ninja H2 / Ninja H2 Carbon※1」をモデルチェンジし、2019年モデルとして新発売します。2018年8月10日より導入国で順次受注を開始します。
さらに、サーキット走行専用モデル「Ninja H2R」の装備を充実させ、2019年モデルとして新発売します。同じく2018年8月10日より導入国で順次受注を開始します。
川崎重工グループの技術の粋を結集し開発されたこの3モデルは、自社製スーパーチャージャーを搭載したスーパーチャージドエンジンにより比類なき加速力を体感できる究極のハイパフォーマンススポーツモデルです。

 

 <従来モデルからの主な変更点>

■Ninja H2/Ninja H2 Carbon (2019年モデル)

(エンジン)

1. さらに熟成されたスーパーチャージドエンジン
優れた燃費性能を持つNinja H2 SXのバランス型スーパーチャージドエンジン開発で得たノウハウを活用し、エンジン効率を高めた998cm水冷4ストローク並列4気筒スーパーチャージドエンジンを搭載。エアフィルター、インテークチャンバー、スパークプラグといった主要部品をNinja H2 SXと共用とし、231PSを実現しています。

 

(車体)

1. ブレンボ製「Stylema」モノブロックブレーキキャリパー
イタリア・ブレンボ社製のストリート用モノブロックキャリパーラインナップより、最新かつ最上級モデルの「Stylema」をフロントブレーキに採用。従来モデルの「Ⅿ50」に比べ小型・軽量化し、ブレーキ性能の向上にも貢献しています。
2. ブリヂストン製最新タイヤ
ブリヂストンの最新モデルである「BATTLAX RACING STREET RS11」が、より軽快なハンドリングに貢献しています。

 

(装備) 

1. カワサキ初のスマートフォン接続機能
Bluetooth機能を搭載し、スマートフォンとの相互通信が可能です。専用スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP」を使用し、車両情報や走行ルートをスマートフォンで確認したり、スマートフォンへの電話やメール着信をインストゥルメントパネルの液晶スクリーンに表示させたりすることができます。
2. 様々な情報を機能的に表示するフルカラーTFT液晶スクリーン
インストゥルメントパネルに高品質なフルカラーTFT(Thin Film Transistor、薄膜トランジスタ)液晶スクリーンを採用。スクロール可能なマルチファンクションウィンドウと表示モード選択機能(4モード)を備えています。走行状況やライダーの好みに応じて、スーパーチャージャーの過給圧/スロットル開度/ブレーキ効力/前後加速度の中から必要な情報を視覚的に表示させることができます。また、周囲の明るさに応じてスクリーンの明るさを調節する自動調光機能により、高い視認性を確保しています。
3. 傷を自己修復する「ハイリーデュラブルペイント」※2
傷を自己修復する特殊コーティング塗装の「ハイリーデュラブルペイント」を採用。高品質な外観を維持します。
4. 全灯LED化
ナンバー灯にLEDを採用。既にLEDを採用しているヘッドライト、テールランプ、ウインカーと併せ、全灯火類のLED化を実現しています。

  

  C3180810-2.jpg
  C3180810-3.jpg   C3180810-10.jpg
     Ninja H2

  

  C3180810-4.jpg
  C3180810-5.jpg   C3180810-11.jpg
     Ninja H2 Carbon

 

■Ninja H2R (2019年モデル)

(車体)

ブレンボ製「Stylema」モノブロックブレーキキャリパー
イタリア・ブレンボ社製のストリート用モノブロックキャリパーのラインナップより、最新かつ最上級モデルの「Stylema」をフロントブレーキに採用。従来モデルの「Ⅿ50」に比べ小型・軽量化し、ブレーキ性能の向上にも貢献しています。

    C3180810-6.jpg
  C3180810-7.jpg   C3180810-8.jpg
   Ninja H2R

  

また、当社内の開発者やテストライダーなどの有志で結成されたレーシングチーム「Team 38」が、2018年8月11日から17日にかけてアメリカのボンネビルソルトフラッツで開催されるモータースポーツイベント「ボンネビルスピードウィーク」の「P-PB 1000※3」クラスに「Ninja H2」で参戦します。同イベントは、モーターサイクルや自動車で世界最速に挑む競技で、100年を超える歴史を持つ由緒正しいイベントです。カワサキは1967年に「A1R※4」で初参戦し、2つのクラスで当時の世界記録を樹立しました。今年、51年ぶりの世界記録樹立を目指します。 

  C3180810-9.jpg
 Ninja H2 ボンネビルスピードウィーク参戦車

 

※1 Ninja H2 Carbonは、軽量で高い強度を誇るカ-ボンファイバー製(CFRP)のアッパーカウルを採用。フロントまわりをNinja H2Rと同じイメージとしたことで、さらなる高級感、品質感を醸し出しています。
※2 コーティングが元の状態に戻るには1週間以上かかる場合もあります。
また、コイン、キー、ファスナーによる傷の場合、塗装は元の状態に戻りません。 
※3 1000ccまでの過給エンジンを搭載した市販モデルで競われるクラス
※4 1966年に発売された2ストローク250ccロードレーサー

商品名  Ninja H2/Ninja H2 Carbon/Ninja H2R
受注開始時期  2018年8月10日以降
導入予定国  欧州、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本、インドネシア、タイ、フィリピン、その他
カラー  ミラーコートスパークブラック(Ninja H2)
 ミラーコートマットスパークブラック×ゴールデンブレイズドグリーン(Ninja H2 Carbon)
 ミラーコートマットスパークブラック(Ninja H2R)

 

「Ninja H2R」は公道および一般交通の用に供する場所では一切走行できません。また、ナンバープレートを取得することもできません。
「Ninja H2R」はサーキット走行専用モデルのため、一般車と異なり保証の対象になりません。

 

<主要諸元>