最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-2」を初受注

2017年03月10日

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川崎重工は、セントラルヘリコプターサービス株式会社より、BK117シリーズの最新型機である「H145//BK117 D-2」ヘリコプター(以下、「BK117 D-2型」)を受注しました。本件は、「BK117 D-2型」として当社初の受注であり、救急救命用や人員・物資輸送用など多目的に運用されます。

「BK117 D-2型」は、当社と欧州のエアバス・ヘリコプターズ社が共同開発したヘリコプターです。従来の「BK117C-2型」で定評のあった、長尺である担架などの搬出入が容易な機体後部の観音開きカーゴドアや、コンパクトな機体でありながら機内での医療行為を施しやすい広いキャビンスペースを継承しつつ、コンピューター制御された新型エンジン、最新の統合計器や「ダクテッドファン方式」の新型テールローターなどを採用し、高高度性能の向上やパイロットのワークロード低減、クラス最高の静音性を実現しています。

BK117ヘリコプターは、ドクターヘリ、人員・物資輸送、消防・防災、警察、報道など多用途に活用される中型双発機です。国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ね、優れた技術力と高い信頼性により当社納入分(2017年3月10日現在)で172機、エアバス・ヘリコプターズ社納入分を合わせると全世界で約1,300機以上の納入を誇るベストセラー機です。

今後も当社は、優れた技術力と高い信頼性、国産機ならではのきめ細やかなサポート体制を活かし、「H145//BK117 D-2」ヘリコプターの積極的な営業活動を展開していきます。

 【H145//BK117D-2ヘリコプターの主要諸元】

全長 13.64m
全幅 1.73m(胴体)
全高 3.95m
定員 10名(標準座席)
最大全備重量 3,700kg
最大速度 約267km/h
航続距離 740km(標準タンク、最大全備重量、国際標準大気+20℃、5,000ft)