米国の車両工場で鉄道車両製造累計2,000両を達成

2017年02月02日

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川崎重工は、米国の現地法人Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.(KMM、ネブラスカ州リンカーン市)において、製造累計2,000両を達成し、本日(現地時間2月1日)、記念式典を行いました。記念すべき2,000両目の車両は、ワシントン首都圏交通局向け7000系地下鉄電車です。

KMM車両工場は、当社グループにおける米国2カ所目の鉄道車両製造拠点として、2001年より操業を開始し、構体製造から最終組立まで一貫製造を行っています。2010年2月には、製造累計1,000両を達成したほか、同年12月には、生産ラインの増設や試験設備を導入し、工場を拡張しました。近年は、ニューヨーク市交通局向け地下鉄電車やメトロノース鉄道向け通勤電車を製造するなど、米国の旺盛な需要に対応しています。
また、同工場は、米国内での部品調達や雇用創出などを積極的に展開しており、米国に根ざした車両メーカーとして高品質な「Made in U.S.A.」の製品を納入し、顧客から高い評価を得ています。

米国では、今後も北東回廊を中心に都市交通の車両更新や輸送力増強のためのプロジェクトが計画されており、鉄道車両のさらなる需要が期待できます。

今後とも当社は、KMM車両工場を北米地域における重要な鉄道車両の製造拠点と位置付け、高い技術力と信頼性をもとに、積極的な事業展開を図っていきます。