インドネシア洋上プラットフォーム向け1.5MW級ガスタービン発電設備2台を納入

2016年10月13日

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M1A-13ガスタービン

 

川崎重工は、東南・西南アジアのガスタービン販売・サービス拠点であるカワサキ・ガスタービン・アジア社(KGA:Kawasaki Gas Turbine Asia Sdn.Bhd.、マレーシア・クアラルンプール)を通じて、インドネシアの国営会社PT.Pertamina(プルタミナ)の開発・生産子会社であるオイル&ガス会社PHE ONWJ社(Pertamina Hulu Energi Offshore Northwest Java)向けに、発電出力1.5MW級の洋上プラットフォーム用ガスタービン発電設備2台を納入しました。

今回納入した設備は、自社開発のガスタービン「M1A-13」を搭載する、天然ガス焚きのガスタービン発電設備「GPB15」2台で、PHE ONWJ社が所有するジャワ島北部の洋上プラットフォームLima Flow Station(リマ・フロー・ステーション)の発電設備更新のために導入され、運用開始は2016年末を予定しています。リマ・フロー・ステーションは、生産・圧縮・居住の各プラットフォームと橋梁やフレアスタックから構成される有人のプラットフォームで、1970年代初期からPHE ONWJ社の生産ハブとして重要な役割を果たしています。今回納入した発電設備は、海底から採掘した原油から石油やガスを抽出する設備や作業者を収容する同プラットフォームにおいて、採掘用設備の動力や照明のための電気を供給します。

当社のM1Aガスタービンは、これまで国内外で5,000台以上の販売実績があり、市場より高い信頼を得ています。
今後とも当社は、自社開発のガスタービンの高い技術力と豊富な納入実績に基づく高い信頼性を活かし、産業用市場とあわせて、オイル&ガス市場に向けての販売を一層強化していきます。