流動層造粒乾燥機「パウドライFP」を新発売(アーステクニカ)

2016年02月23日

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流動層造粒乾燥機「パウドライFP」(EPD01型)

 

川崎重工グループのアーステクニカは、当社初となる流動層造粒乾燥機「パウドライFP」を2月24日より発売します。

新発売の「パウドライFP」は、製薬業界で主流となっている固形製剤の製造プロセスにおいて、原料と賦形剤※1を湿式造粒、乾燥する装置です。本製品の発売により、当社は、既にラインナップしている攪拌造粒機「ハイスピードミキサ」や篩過機「倍散篩過機※2」などに「パウドライFP」を組み合わせることで、錠剤や顆粒剤、カプセル剤など、あらゆる固形製剤製造プロセスにおいて、篩過、混合、造粒、整粒、乾燥に至る一連のシステムを自社製品で提供することが可能になります。

今回発売する型式は、処理能力1バッチあたり1kgの「EPD01型」から同200kgの「EPD200型」までの8機種で、今後も市場ニーズに合わせてラインナップを拡充していく予定です。

なお、「パウドライFP」は、「第2回インターフェックス大阪」(2月24日~26日、インテックス大阪)に出展します。

 

※1   賦形剤 乳糖や結晶セルロースなど、服用、調剤などを行いやすくするための添加剤。 

※2

 

ばいさんしかき
倍散篩過機



粉体原料の凝集をほぐし、その中に含まれる異物も同時に除去する装置。

 

□「パウドライFP」の主な特長  

(1)

 

流動化機構
独自の流動解析に基づいた、層形状、スクリーン形状ならびに風速分布の制御技術により、層内で偏析のない均一な流動化を実現しています。これにより、造粒性の向上や乾燥ムラの低減が図られ、高品質な医薬品製造が可能になります。

(2)

 

スプレー方式
結合剤噴霧に適したトップスプレー方式に加え、微粒子へのコーティングに適したサイドスプレー 方式を採用することで、幅広い用途に対応可能です。

(3)

 

メンテナンス性
本体は分割式機構(EPD01型は一体式)を採用するとともに、主要部品は工具なしで容易に着脱できることから、高い洗浄性とメンテナンス性を実現しており、作業者の負荷を大幅に軽減することが 可能です。