東京ガスエンジニアリングソリューションズ向けガスエンジンコージェネレーションシステムを受注

2015年12月02日

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カワサキグリーンガスエンジン 

 

川崎重工は、東京ガス(株)が100%出資する東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)より、世界最大級の地域冷暖房センターである新宿地域冷暖房センター向けに、「カワサキグリーンガスエンジン」2基からなる発電容量1.5万kW級のコージェネレーションシステムを受注しました。

今回受注したシステムは、発電出力7,800kW、世界最高の発電効率を誇る自社開発の「カワサキグリーンガスエンジン」(KG-18シリーズ)2基からなるコージェネレーションシステムで、新宿地域冷暖房センター内の地下2階に設置されます。本システムから発生する電気は新宿地域冷暖房センターおよび新宿パークタワービルへ供給され、排熱は地域冷暖房用の熱源として利用されます。
当社は、システムの設計、発電機器の供給および据付からなる建設工事一式を請け負い、2017年の運転開始を予定しています。

今回の受注は、「カワサキグリーンガスエンジン」が有する世界最高の発電効率および世界最高水準の低NOx排出量という経済性・環境性が高く評価されたことによるものです。

東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)が運営する新宿地域冷暖房センターは、新宿新都心地区にある都庁舎や高層ビル、ホテル等に、冷暖房や給湯用の熱を専用導管で供給する世界最大級の地域冷暖房センターです。2012年12月からは、既設のガスタービンコージェネレーションシステムから東京都庁舎への電力供給を開始しています。今回のコージェネレーションシステムの増強により、電源の多元化による近隣への電力の安定供給ニーズに対応するとともに、高効率で環境性能に優れた熱と電気のエネルギー供給プラントの構築を通じたスマートエネルギーネットワークの強化を図ります。

東京都では、2020年の東京オリンピック開催決定を契機に地域再開発が活発化しています。
当社は、今後とも「カワサキグリーンガスエンジン」をはじめとした発電設備およびコージェネレーションシステムの提供を通じて、省エネおよびエネルギーセキュリティの向上に貢献していきます。