小松市向けごみ処理施設の建設および運営事業を受注

 

 

川崎重工は、石川県小松市より、「小松市新ごみ処理施設整備事業及び運営事業」を受注しました。本事業は、同市がＤＢＯ方式〔Design（設計） Build（建設） Operate（運営）〕により発注するもので、当社がごみ処理施設の設計と建設工事、当社グループの特別目的会社「グリーンパーク小松株式会社」が２０年間の運営業務を行います。

今回受注したごみ処理施設は、１日あたり１１０ｔ（５５ｔ／２４ｈ×２炉）の処理能力を有するもので、当社独自の並行流焼却炉をベースとしたカワサキ・アドバンストストーカを採用し、ろ過式集じん器（バグフィルタ）や排ガス再循環システムなど、高度な排ガス処理システムを設置することにより、環境負荷を低減します。また、焼却炉に高温高圧ボイラと抽気復水式蒸気タービンを組み合わせて高効率発電（最大発電量１，９９０ｋＷ)を行い、施設内の消費電力を賄うとともに余剰電力を売電します。

本施設の建設地は里山であることから、周辺環境との調和を重視したデザインとしています。

当社は、ストーカ式焼却炉をはじめ、各種廃棄物処理技術を有しており、多様化する環境問題やニーズに応えるため、積極的な技術開発と販売活動に取り組んでいきます。

 

■小松市新ごみ処理施設整備事業及び運営事業の概要

【整備事業】

	発注者	：	小松市
	建設場所	：	小松市大野町
	設備概要	：	①ごみ焼却施設	：	ストーカ式焼却炉 １１０ｔ／日（５５ｔ／２４ｈ × ２炉）
			②余熱利用設備	：	蒸気タービン発電機 １，９９０ｋＷ × １基
	完工予定日	：	平成３０年６月３０日
	契約金額	：	７９億９，２００万円（消費税込み）

【運営事業】

	発注者	：	小松市
	受注者	：	グリーンパーク小松株式会社 〔出資 ： 川崎重工業（株）、（株）シンキ〕
	委託期間	：	平成３０年７月１日～平成５０年６月３０日（２０年間）
	契約金額	：	８０億２，４４０万円（消費税込み）