双腕スカラロボット"duAro"(デュアロ)を新発売~ライフサイクルの短い製品の生産にロボット導入の新提案~
2015年06月03日
川崎重工は、人共存型の革新的な双腕スカラロボット"duAro"(デュアロ)を本日新発売します。
これまで産業用ロボットは、ライフサイクルの長い量産分野の製品を中心に導入が図られ、発展してきました。その一方で、電気・電子業界など、製品ライフサイクルが短く、数ヶ月単位でのモデルチェンジを繰り返す分野では、ロボットを必要としながらも、準備期間や費用対効果の面で自動化が難しいと考えられてきました。今回、当社はこのような分野に導入可能なロボットを新提案します。
新発売の"duAro"(デュアロ)は、人の動作に必要な領域や両手の動き、それぞれの腕の独立した動きなどをそのまま再現できる新たな双腕構成のロボットです。使い易さを徹底的に追求した結果、水平方向に動作するシンプルな動きの水平多関節ロボットを双腕にし、さらにダイレクトティーチ機能を搭載することで、教示が簡単で実用性の高いロボットとしました。また、ロボット本体とコントローラを台車一体のパッケージ構造にすることで、設置や移設が極めて容易です。
ロボット本体は、胴体から水平に伸びた2本のアームが対になって動くことで、人が両腕で行っている作業を、人一人分のスペースで簡単に置き換えることが可能です。また、衝突検知機能や人の近くでは低速で動作する安全機能を装備しており、作業者のすぐ横に設置しても安心して共存作業をさせることができます。
双腕ロボット"duAro"(デュアロ)の名前の由来は、英語の"Dual"と"Robot"を組み合わせた造語です。2本のアームを持つ安心・安全なロボットというイメージで、親しみやすい愛称にしました。
1.特長
1) |
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人一人分のスペースに設置可能 |
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2) |
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簡単設置 |
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人との共存作業 |
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簡単教示 |
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豊富なオプション |
2.主要諸元
※販売価格は、メーカー希望小売価格(オプション含まず) |
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