草津市向けごみ処理施設建設工事を受注
2015年03月26日
(完成イメージ)
川崎重工は、滋賀県草津市より、「草津市立クリーンセンター更新整備工事」を受注しました。
今回受注したごみ処理施設は、ごみ焼却施設が127t/日(63.5t/24h×2炉)、リサイクル施設が13.6t/日の処理能力を有するもので、当社は施設の設計および建設を請け負います。
ごみ焼却施設は、当社独自の並行流焼却炉をベースとしたカワサキ・アドバンストストーカを採用し、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や排ガス再循環システムなど、高度な排ガス処理システムを設置することにより、環境負荷を低減します。また、焼却炉に高温高圧ボイラと抽気復水式蒸気タービンを組み合わせて高効率発電(最大発電量2,900kW)を行い、施設内の消費電力を賄うとともに余剰電力を売電します。
リサイクル施設では、粗大ごみと資源ごみを受け入れ、破砕した後、鉄やアルミ、可燃物に分別します。分別された鉄やアルミなどは原料として再資源化され、可燃物はごみ焼却施設で処理されます。
本施設の建設地は里山に隣接した立地条件であることから、周辺環境との共生を重視したデザインコンセプトとし、施設の外観と周囲の緑地帯との調和を図っています。
当社は、ストーカ式焼却炉をはじめ、各種廃棄物処理技術を有しており、多様化する環境問題やニーズに応えるため、積極的な技術開発と販売活動に取り組んでいきます。
■草津市立クリーンセンター更新整備工事の概要
発注者 | : | 草津市 | ||
建設場所 | : | 草津市馬場町 | ||
設備概要 | : | ①ごみ焼却施設 : | ストーカ式焼却炉127t/日(63.5t/24h×2炉) | |
②リサイクル施設 : | 処理量13.6t/日 (粗大ごみ・不燃粗ごみ4.5t/5h、びん 4.0t/5h、缶 1.3t/5h、陶器・ガラス 3.8t/5h) |
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③余熱利用設備 : | 蒸気タービン発電機 2,900kW × 1基 | |||
完工予定日 | : | 平成30年3月15日 | ||
契約金額 | : | 107億9,568万円(消費税込み) | ||