大型貫流ボイラ「ＩｆｒｉｔＦｕｅｒｚａ（イフリートフェルサ）」シリーズを新発売　業界最長となる１５年間の製品保証を提供（川重冷熱工業）

2015年03月02日

川重冷熱工業は、業界最長となる１５年間の製品保証（※）を提供する大型貫流ボイラ「ＩｆｒｉｔＦｕｅｒｚａ」（イフリートフェルサ）シリーズを２０１５年３月２日より新発売します。

大型貫流ボイラ「Ｉｆｒｉｔ」（イフリート）は、２０００年に販売を開始し、その優れた蒸気圧力の安定性、高効率、素早い起蒸という特長から、主に産業用の主熱源機やコージェネレーションシステムのバックアップ用熱源機などに幅広く使用されています。
その最新シリーズである「イフリートフェルサ」（ガス焚・最高使用圧力０．９８～１．９６ＭＰａ）は、新開発の高性能コンパクト缶体を採用することにより、従来機（換算蒸発量６，０００ｋｇ／ｈ、最高使用圧力１．５６ＭＰａ仕様）と比べ、設置面積を約２５％低減、製品重量を約３０％低減するとともに、ボイラ起蒸時間を４０％短縮し、ボイラ本体を温めるために必要なエネルギーを削減します。また、大型ボイラ並の優れた制御方式と高い蒸気乾き度特性や、貫流ボイラならではの高効率・コンパクト性といった従来機の優れた特性を引き継いでいます。従来機の信頼性の高い運用実績を踏まえ、大型貫流ボイラでは業界最長となる１５年間の製品保証を提供し、さらに機器の状態によっては最長２０年まで特別延長保証いたします。

これらの特長により、最も「イフリート」の需要の多い「ガス焚き・最高使用圧力１．９６ＭＰａ以下」の市場のユーザーを中心に優れた特性を持つ「イフリートフェルサ」を提案していきます。

※１５年間の製品保証は当社とのボイラ薬品契約およびメンテナンス契約が必要です。

大型貫流ボイラ「イフリートフェルサ」の特長および仕様は次のとおりです。

１．特長

①	抜群の省エネルギー
	・	ボイラ効率は９８％（蒸気圧力０．４９ＭＰａ、給水温度１５℃、給気温度３５℃）を実現。
	・	独自のＰＩＤ（比例・積分・微分）制御により、ボイラの部分負荷から最大負荷まで、高いボイラ効率を維持。
	・	給水ポンプと押込送風機は、インバータ連続制御を標準とし、部分負荷の消費電力を低減。
	・	高性能コンパクト缶体採用による起蒸時間を４０％短縮。（「イフリートフェルサ」ＩＦ－６０００ＦＭＧＥ型と従来機ＩＦ－６０００ＣＭＧＥ型との比較）
	・	排ガスＯ_２制御の採用により、季節変動による空気比のずれを自動補正し、常に省エネルギー運転が可能。
②	軽量・コンパクト化
		従来機に比べ、設置面積で約２５％、製品重量で約３０％低減し、軽量・コンパクト化を実現。（「イフリートフェルサ」ＩＦ－６０００ＦＭＧＥ型と従来機ＩＦ－６０００ＣＭＧＥ型との比較）
③	簡単な操作性
		操作性を重視し、操作盤にタッチパネル方式を採用。視認性の高いＬＥＤ状態表示灯で遠くからでも一目でボイラの状態が把握可能。

２．仕様表

機　種	IF-3000F(M)(H)GE	IF-4000F(M)(H)GE	IF-5000F(M)(H)GE	IF-6000F(M)(H)GE
換算蒸発量	3,000kg/h	4,000kg/h	5,000kg/h	6,000kg/h
最高使用圧力	FGE:0.98 MPa、FMGE:1.56 MPa、FHGE:1.96MPa
使用燃料	都市ガス13A中圧