亘理名取共立衛生処理組合向けごみ処理施設の建設工事を受注
2013年03月27日
川崎重工は、株式会社熊谷組および株式会社佐藤建設とのグループにて、亘理名取共立衛生処理組合(宮城県)よりごみ処理施設建設工事を受注しました。
今回受注したごみ処理施設は、ごみ焼却施設(処理能力157t/日:78.5t/24h×2炉)、リサイ クルセンター(処理能力22.9t/5h)で構成されています。
ごみ焼却施設は、少ない空気量で燃焼性能の高いストーカ式並行流焼却炉を採用し、焼却炉から発生する排ガスに対して、ろ過式集じん器(バグフィルタ)等を設置することにより、万全な公害防止対策を施します。また、ストーカ式並行流焼却炉に、廃熱回収ボイラと蒸気タービンを組み合わせて廃棄物発電を行い、施設内の消費電力を賄うことによって、温室効果ガス(CO2)の排出量削減に貢献します。
リサイクルセンターは、粗大ごみを受け入れ、破砕した後、鉄やアルミ、可燃物に分別します。そのうち、可燃物はごみ焼却施設によって処理されます。
ごみ処理施設は、プラント排水を敷地外へ一切排出しない完全クローズド方式の導入により、環境負荷の低減を実現します。
当社は、廃棄物処理技術において、今回受注したストーカ式焼却炉をはじめ、各種焼却技術を有しており、多様化する環境問題やニーズに応えるため、積極的な技術開発と販売活動に取り組んでいきます。
■ 亘理名取共立衛生処理組合新ごみ処理施設建設工事の概要
【建設工事の概要】
発 注 者 |
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亘理名取共立衛生処理組合 |
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受 注 者 |
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川重・熊谷・佐藤建設工事共同企業体 |
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工 事 名 |
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新ごみ処理施設建設工事 |
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建 設 場 所 |
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宮城県岩沼市下野郷字新藤曽根地内 |
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設 備 概 要 |
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① 焼却設備 |
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ストーカ式並行流焼却炉157t/日(78.5t/24h×2炉) |
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② 排ガス処理設備 |
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ろ過式集じん器、有害ガス除去設備他 |
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③ 飛灰処理設備 |
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重金属類溶出防止処理 |
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④ 余熱利用設備 |
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発電、ロードヒーティング、場内給湯・暖房 |
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⑤ リサイクルセンター |
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施設規模22.9t/5h |
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完工予定日 |
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平成28年3月31日 |
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契 約 金 額 |
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104億6,325万円(消費税込み) |