多用途双発ヘリコプター「BK117」累計1,000機納入を達成

2012年12月10日

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川崎重工は、ユーロコプタードイツ社(旧MBB社〔メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム社〕)と共同生産する双発多用途ヘリコプター「BK117」の累計1,000機の納入を達成しました。

「BK117」は、1982年5月の初号機納入以来、全世界で販売され、このほど累計1,000機の納入を達成しました。記念すべき1,000号機目は、防災ヘリコプター(川崎式BK117C-2型)として島根県に納入され、島根県防災航空隊で運用される予定です。なお、本機は当社にとって158機目の納入となります。

「BK117」は、川崎重工がユーロコプタードイツ社と共同開発・共同生産しているヘリコプターで、機体後部に大きなクラムシェル・ドア(観音開きドア)を備え、資機材の搬出入が容易なことをはじめ、広いキャビンスペース、コンパクトなボディと機動性の良さなどが高く評価され、物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリ、報道など、世界中で運用されているベストセラー機です。

今後も当社は、日本におけるヘリコプターメーカーのリーディングカンパニーとして、研究開発、機体製造を継続し、日本の航空機製造の発展に寄与していきます。

 

【川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元】

①全長 13.03m
②全幅 1.73m(胴体)
③定員 11名(最大座席数)
④最大全備重量 3,585kg
⑤巡航速度 246km/h
⑥航続距離 675km(標準タンク)
⑦主な装備 レスキューホイスト、テレビ伝送システム、エマージェンシー・フロート・システム等