超微粉除去が可能な微粉分級機「ファインセクターθ(シータ)」を新発売(アーステクニカ)

2012年11月27日

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川崎重工グループのアーステクニカは、超微粉除去が可能な微粉分級機「ファインセクターθ(シータ)」を、11月末より新発売します。

今回発売する「ファインセクターθ」は、高い粉砕性能と粒度調整の容易さで好評を得ているジェットミル(微粉砕機)「JEDI(ジェディ)」に内蔵している回転分級技術を応用したもので、既にラインナップしている粗粉分級機「ファインセクター」のシリーズ化となります。

「ファインセクターθ」は独自開発の回転分級機構と分散機構により、分級が困難である1~3μm以下の超微粉を精度良く、効率的に除去する事が可能で、高機能化するカラートナーから電池材料まで各種機能性粉体の高性能化に寄与します。
今回発売開始する型式は小型の2機種ですが、今後は大量生産に対応可能な大型機についてもラインナップを拡充する予定です。

なお、当社は「ファインセクターθ」を、「国際粉体工業展東京2012」(11月28日~30日、東京ビックサイト)に出品します。

 

□「ファインセクターθ」の主な特長



  (1) 特殊形状分級ロータを搭載
ジェットミル「JEDI」の回転分級技術を更に進化させた特殊形状の分級ロータにより、高精度の分級を可能にしています。

  (2) 高性能分散翼を採用
分級ロータには当社独自技術の分散翼を採用しており、原料を理想的な状態に分散することで、より高精度な分級を可能にしています。

  (3) サブミクロン分級が可能
分級が困難とされている1~3μm以下のサブミクロン領域の微粉を除去する用途に適しています。

  (4) 粒度コントロールが容易
分級ロータの回転数を変えることで、分級点を容易にコントロールすることが可能です。

  (5) 容易なメンテナンス
ジェットミル「JEDI」と同様にロータ開閉機構を有しており、清掃が容易に行えます。

 

□「ファインセクターθ」の仕様



 

電動機出力

処理能力

EFS0Q型

0.75kW

~10kg/h

EFS00型

2.20kW

~40kg/h