「ゆきみらい2012in金沢」除雪機械展示会に出展(日本除雪機製作所)

2012年01月26日

 

川崎重工グループの日本除雪機製作所(北海道札幌市)は、「ゆきみらい2012in金沢」除雪機械展示会(主催:社団法人日本建設機械化協会、開催日:2012年2月2日~3日)に新型車両を含む3機種を出展します。

今回の展示会には、ディーゼル特殊自動車の第4次排出ガス規制に対応したロータリ除雪車「HTR306」、世界初のハイブリッドロータリ除雪車「HTR145HV」および凍結防止剤散布車「NWS25SS5」の実車展示を予定しています。

出展予定車両の主な特長は次のとおりです。

 

1.第4次排出ガス規制対応ロータリ除雪車「HTR306」

 

220kW級の中型ロータリ除雪車で、運搬排雪から山間部の拡幅除雪まで幅広い除雪作業に応える除雪車です。
主な特長は次のとおりです。

    環境に優しい第4次排出ガス規制対応エンジンを搭載。
    従来機に比べ運転席周りのレイアウトおよび素材を変更し、上質感を演出。
    装置操作レバーには、電気機械併用式ジョイスティクを採用し、電磁弁では不可能だった微妙な操作が可能。

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ロータリ除雪車「HTR306」

 

2.ハイブリッドロータリ除雪車「HTR145HV」

 

当社が開発した世界初のハイブリッドロータリ除雪車です。川崎重工が開発した高速充放電が可能な大容量・密閉型ニッケル水素電池「ギガセル※1」を搭載しており、発電用小型ディーゼルエンジンで発電機を回し、駆動・蓄電・回生エネルギー回収・アイドリングストップ機能を最適制御します。短時間のバッテリー 走行も可能とし、当社従来機に対し約35%の燃費削減(当社試算値)を達成しています。
主な特長は次のとおりです。

 
エンジンサイズを小型化、約35%の燃費向上。
 
ハイブリッドシステムの充放電状態や車両情報・警報などを知らせるモニタリングシステム搭載。
 
省電力灯火HID、LEDランプを採用し、消費電力を抑制。
  ※1 「ギガセル」:川崎重工の登録商標です。

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ハイブリッドロータリ除雪車「HTR145HV」

 

3.湿式凍結防止剤散布車「NWS25SS5」

 

散布剤ホッパと水溶液タンクを設け、スクリュー式コンベアにより搬送された散布剤と水溶液ポンプより吐出された溶液を散布円盤上部にて混合し、散布 する散布車です。原塩などの乾式散布剤だけの散布に比較し、散布剤に塩化カルシュウム等の水溶液を混合することにより、路面への散布剤の付着性が増すと同 時に速効性、持続性に効果的です。
主な特長は次のとおりです。

 
コンピュータ制御の車速同調機能を装備しているため、経済的な散布が可能。
 
運転室内の操作パネルにより、散布のON/OFFはもちろん、散布量・散布幅・湿式割合といった条件の設定並びに散布方向を変更可能。
 
散布剤の種類としては、融雪剤(塩・塩化カルシュウム等)はもちろん、スリップ防止剤(砂・礫)も散布することが可能。

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湿式凍結防止剤散布車「NWS25SS5」