「川崎式BK117C-2型 報道用ヘリ」を西日本空輸へ納入

2011年04月21日

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川崎重工は、西日本空輸株式会社に最新式の「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を納入しました。本件は、当社として19機目の「C-2型」ヘリコプターの納入であり、国内2機目の「C-2型」報道ヘリとして運用されます。

「川崎式BK117ヘリコプター」は、当社と欧州のヘリコプターメーカーECD社(ユーロコプタードイツ社)〔旧MBB社(メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム社)〕が共同開発したヘリコプターで、物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリ、報道など多用途に活用される中型双発機です。BK117は、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ね、優れた技術力と高い信頼性により当社納入分(2011年4月21日現在)で152機、ECD社納入分を合わせると全世界で850機以上の納入を誇るベストセラー機です。

最新型であるC-2型は、クラス最低レベルの低騒音化を達成すると共に、大幅な振動軽減を実現した機体です。また、最大離陸重量も向上し、昨今の報道機材の高性能化に伴う機材搭載可能重量の増加要求に応えるなど、報道ヘリとしてのニーズを広く満たす機体として注目されています。

今後も当社は、優れた技術力と高い信頼性、国産機ならではのきめ細やかなサポート体制を活かし、「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」の積極的な営業活動を展開していきます。

【川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元】

 
①全長
13.03m
 
②全幅
1.73m(胴体)
 
③定員
11名(最大座席数)
 
④最大全備重量
3,585kg
 
⑤巡航速度
246km/h
 
⑥航続距離
675km(標準タンク)