韓国の化学工場向けに蒸気タービンを受注

2023年10月17日

川崎重工は、韓国のHanwha Impact Corporation(以下、Hanwha社)の蔚山工場(蔚山広域市)向けに8MW級蒸気タービン発電設備(1基)を、川重商事株式会社を通じて受注しました。主要機器である蒸気タービンを神戸工場(神戸市)で製造し、現地での据付と試運転指導を担当します。

今回受注した蒸気タービン発電設備は、当社が1987年にHanwha社向けに自家発電用として納入した蒸気タービン発電設備の更新に用いられるもので、発電した電力はすべて工場内で使用され、熱の有効活用による省エネルギーとCO2削減を実現します。

当社は、これまで国内外で390台以上の受注実績を有しており、韓国向けとしては今回が51基目の受注となります。今回の受注は、これらの豊富な実績に加え、約40年間にわたる稼働実績と当社のアフターサービスの対応がお客様から高く評価されたものです。

当社は、1956年に発電用蒸気タービンの生産を開始して以来、国内外の電力会社をはじめとする発電事業者やバイオマス発電所、製鉄会社や化学会社などの自家発電設備向け、ごみ焼却発電プラント向けなど、多種多様なお客様向けに蒸気タービンの納入実績があります。今後も製品技術力のさらなる向上とプラントエンジニアリング力の強化に積極的に取り組み、多様な市場ニーズに的確に応えながら、エネルギーの安定供給と環境負荷の低減、低炭素・脱炭素社会の実現へ貢献していきます。