クレーン倒壊事故に関する取締役処分および役員就任について

2007年12月04日

川崎造船は、2007年8月25日に神戸工場で発生したクレーン倒壊事故により死亡者3名、重軽症者4名という重大災害を発生させて以来、「神戸工場第四船台クレーン倒壊事故重大災害対策本部」(本部長:代表取締役社長 谷口友一)を中心に、事実関係の調査・事故原因の究明・再発防止策の実施に努めておりますが、重大災害を発生させた社会的責任を厳粛に受け止め、経営責任を明らかにするために、取締役の処分を以下のとおり決定いたしました。
また、経営体制強化のため新たに会長職を設け、親会社である川崎重工業株式会社より同社代表取締役寺崎正俊副社長が就任いたします。

[取締役処分内容]
       
1. 報酬減額    
  常勤取締役全員 月額報酬の30%を減額
  (代表取締役社長、常務取締役2名、取締役5名)    
       
2. 対象期間    
  代表取締役社長 2008年1月1日より 3月末日まで(3ヶ月間)
  常務取締役2名 2月末日まで(2ヶ月間)
  取締役神戸工場長 3月末日まで(3ヶ月間)
  取締役企画本部長 2月末日まで(2ヶ月間)
  その他取締役3名 1月末日まで(1ヶ月間)
       
[役員就任] (2007年12月27日付)
     
代表取締役会長(非常勤)    寺崎 正俊     ※新任


あらためて、弊社は今回の重大事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、残されたご遺族の皆様に衷心よりお詫びを申し上げます。また、現在も懸命にリハビリ治療を受けておられる方とご家族の皆様にお詫び申し上げ、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
 
以 上