船舶運航管理支援システム「SOPass」が日刊工業新聞社 十大新製品賞を受賞

2018年01月29日

 



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川崎重工が開発した船舶運航管理支援システム「SOPass(ソーパス)」が、第60回十大新製品賞において「本賞」を受賞しました。
十大新製品賞は、日刊工業新聞社が主催し、その年に開発、実用化した製品の中から、モノづくりの発展や日本の国際競争力強化に役立つ製品を表彰する制度です。

「SOPass」は、船舶から取得するビッグデータを活用し、主として陸上における運航管理を効率化するための運航管理支援システムです。
クラウドサーバーに蓄積した航海時の燃料消費量や気象情報、船体の状態などの各種データを分析、学習することで、安全かつ最少燃料消費量となる運航が可能な航路を提案するとともに、燃費や船速、メンテナンス管理などに関する将来予測の自動レポーティングも可能で、運航コストの低減や安全性の向上に寄与します。
本システムは、様々な種類の船舶に適用可能ですが、LNG運搬船に特化した業界初の機能として、輸送中に自然蒸発する天然ガス(ボイルオフガス)を管理し、燃料消費量が最少となる航路や最適なヒール量(バラスト航海中に冷却用冷媒および航海用燃料としてカーゴタンク内に残すLNG量)での運航を提案することも可能です。

今後とも当社は、ICT/IoT技術と川崎重工グループが保有する広範な技術のシナジーを活かし、海事産業の発展に貢献していきます。

※ Ship Operation and Performance analysis support system



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船舶運航管理システム「SOPass」