マレーシア向けにガス圧縮機2基を出荷

川崎重工は、マレーシアのDialog E & C Sdn. Bhd.（以下、Dialog E & C）向けにガス圧縮機2基を神戸工場から出荷しました。

今回当社が出荷したガス圧縮機は、PETRONAS Gas Bhd.^※1が進めるSouthern Transmission Improvement & Readiness Project^※2のEPCであるDialog E & Cから受注したもので、ジョホール州クルアン郡に新設されるガスパイプライン施設でガスの昇圧に用いられます。施設の稼働開始後はマレー半島内へ低炭素燃料であるガス供給を支える重要インフラとしての役割が期待されています。

当社の圧縮機はこれまで半世紀以上にわたり、マレーシアを含む東南アジア・インド・中東向けに多くの納入実績を有しており、安定した稼働率を実現しています。今回の受注は、当社の優れた技術力と厳しい環境条件に適合する機器の信頼性が高く評価されたものです。

当社は高効率なガス圧縮機の豊富な実績をもとに、今後もマレーシアをはじめとする各国プロジェクト向けの受注拡販に取り組み、地球環境にやさしいエネルギーの利活用に関する技術を開発・提供していきます。

• ※1　マレーシアの石油及びガスの供給を行う大手国営企業のPetroliam Nasional Berhad（略称：Petronas）の完全子会社で、マレー半島でのガス処理と輸送事業を展開している。
• ※2　ガス需要が増大するマレー半島において、ガスパイプラインの輸送能力を増強するプロジェクト

参考リンク
製品紹介ページ　https://www.khi.co.jp/energy/oil_gas/production/module.html