仏 グラン・テスト地域における液化水素の受け入れ検討に関する覚書を締結 ~欧州向け液化水素サプライチェーンを補完する内陸部での受け入れの可能性を共同検討~

2026年09月25日

川崎重工業株式会社(以下、当社)は、フランス共和国 グラン・テスト地域圏 ストラスブール市IRCADに設置した欧州初のヘルスケアイノベーション研究開発センターの開所式にあわせ、同地域圏およびストラスブール自治港(PORTS DE STRASBOURG)と、液化水素の輸送および産業利用に関する協力の可能性を検討することを目的とした覚書を締結しました。ストラスブール港を欧州内陸部の水素受入・供給の拠点とする市場需要調査・開拓、物流ルート構築などの可能性について、3者で共同して検討を進めます。

当社は同地域において、ヘルスケアおよび水素の両分野にわたる包括的なソリューション検討の枠組みのもとで連携を進めており、本覚書はそのうち水素分野の将来的な取り組みを具体化するものです。

当社は、液化水素の製造・液化・貯蔵・輸送・受入・利用にわたるサプライチェーンの構築に取り組んでおり、欧州では独ハンブルクや蘭アムステルダムを液化水素の受け入れ拠点とする供給網の検討を進めています。ストラスブールは、ライン川を介してハンブルク・アムステルダムの各港と直結する欧州有数の内陸物流拠点であると同時に、周辺のグラン・テスト地域圏に製鉄・化学など脱炭素ニーズの高い産業が集積する、水素利用ポテンシャルの大きい地域です。今回の覚書では、ハンブルクやアムステルダムなどの主要な受け入れ地からの輸送ルート、同地域における水素の潜在需要、ならびに液化水素の受け入れに必要となる技術・規制・用地・物流・経済に関する諸条件などを検討します。

当社は、液化水素が将来のカーボンニュートラル社会を支える重要なエネルギーキャリアの一つであると位置づけており、国際液化水素サプライチェーンの早期構築に取り組んでいます。今後も、国内外のパートナーとの連携を通じて、水素が社会に広く普及する「水素社会」の実現に取り組んでまいります。

グラン・テスト庁舎で開催されたプレスカンファレンス
連名MOU署名を終えて、握手する橋本社長とアンヌ理事長
写真左より(敬称略)

ユーロメトロポール社長 クリスティーン・トラットマン 
川崎重工業株式会社 代表取締役社長執行役員 橋本 康彦
グラン・テスト地域圏地域圏議会議長 フランク・ルロワ
ストラスブール自治港 理事長 アンヌ=ペルネル・リシャルド

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