世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が万博会場沖を航行しました

2025年10月10日

世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」

9月15日(月・祝)、経済産業省が大阪・関西万博と連携して開催した「水素閣僚会議」に合わせ、世界で初めて液化水素*の国際輸送を実現した**液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が、万博会場沖を航行し、関係各国・国際機関の皆様にお披露目されました。

水素は、利用時にCO2を排出しない究極のクリーンエネルギーとして注目されており、従来の産業利用に加え、モビリティや発電など、幅広い分野での活用が期待されています。 川崎重工は、国際的な水素サプライチェーンの構築に向けて、大量の水素を安全に輸送するための技術実証や機器開発に取り組んでいます。

*水素を−253℃まで冷却して液体にしたもの。体積が気体の約800分の1になり、長距離輸送や大量貯蔵が可能。

**川崎重工が参画する技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)助成事業として実施