川崎車両、米国リンカーン工場で鉄道車両製造累計3,500両を達成
2025年09月30日
記念式典の様子
川崎重工グループの川崎車両は、米国の現地法人Kawasaki Rail Car Lincoln, Inc.(ネブラスカ州リンカーン市、以下KRL)において、米国向け鉄道車両製造累計3,500両を達成し、現地時間9月26日に記念式典を行いました。
KRLは、鉄道車両事業の競争力強化を図るため、構体製造から最終組立まで一貫製造が可能な鉄道車両製造拠点として2001年に操業を開始し、米国の北東回廊の鉄道事業者を中心に車両を供給してきました。記念すべき3,500両目はニューヨーク市交通局向けR211地下鉄電車です。
R211地下鉄電車はこれまでに2回のオプション行使を含めて1,610両を受注しており、契約総額は約45億米ドル(約6,327億円)となり当社における過去最大規模の鉄道車両契約です。KRLにおいて2028年度まで製造し、ニューヨーク市交通局の当社シェアは50%を超える見込みです。
KRLは2025年4月にKawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.から鉄道車両および航空機構成部品の製造部門を分離し設立されました。従業員は約900名で米国内での部品調達、雇用創出など積極的に展開しており、米国に根差した生産拠点として稼働しています。
今後も当社は、KRLを米国地域における重要な生産拠点と位置づけ、高い技術力と品質力をもって、雇用を含めた現地経済に貢献しつつ、積極的な事業展開を図っていきます。
【関連リンク】
〇ニューヨーク市交通局向けR211型地下鉄電車435両を追加受注(2025年2月6日)
https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20250206_1.html
〇ニューヨーク市交通局向けR211型地下鉄電車640両の追加受注内定(2022年10月27日)
https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20221027_1.html
〇ニューヨーク市交通局向け新型地下鉄電車「R211」の受注内定(2018年1月25日)