CDP気候変動調査において最高評価「Aリスト企業」に認定

2022年12月13日

川崎重工 は、CDP1により、気候変動に関するコーポレートサステナビリティにおいて、透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められ、2022年の「Aリスト企業」に認定されました。

CDPの2022年気候変動質問書を通じて報告されたデータに基づくと、当社は、スコアリング対象となった10,000社以上のうち、「A」を達成した数少ない企業のうちの1社となりました。

当社グループは1896年の創立以来、120年以上にわたり、陸・海・空の幅広い事業分野において、常に最先端技術に挑み、先進的な製品を通じて社会の発展に貢献してきました。今日では、グループミッション「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する"Global Kawasaki"」を掲げ、水素エネルギーへの転換やロボット技術を活用した新たな働き方の提唱など、未来に向けたソリューションと新たな仕組みづくりに取り組んでいます。

気候変動に関しては、経営戦略「グループビジョン2030」の下、事業を通じて脱炭素社会の実現に取り組んでおり、水素サプライチェーンの構築やCCUSCarbon dioxide Capture, Utilization and Storage)などを積極的に推進しています。

事業活動に伴うCO2排出については、2050年のグループ全体でのCO2排出ゼロを最終目標としていますが、主要項目の排出については、早期の削減を目指しています。具体的には、グループ企業を含む国内のScope 122については、水素発電を主軸とした取り組みにより、2030年には自立的なカーボンニュートラルを達成することとしており、Scope 32については、主要項目であるカテゴリー①および⑪について、2040年の「Zero-Carbon Ready3の実現を目指しています。

当社グループは、カーボンニュートラル達成に向けたソリューションをお客様に提供する企業としての責務を認識し、脱炭素社会の早期実現に貢献していきます。

CDP気候変動評価
CDP 2022 Aリスト企業アワード向けメッセージ

※1 CDPは英国の慈善団体が管理する非政府組織(NGO)。投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営しています。
2 Scope 1 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
Scope 2 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope 3 Scope 1、Scope 2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
3 Zero-Carbon Readyは当社独自の目標。Scope 3カテゴリー①については2021年度比80%削減、カテゴリー⑪についてはCO2 FREEなソリューションをラインナップし、世の中のCO2削減を促進します。当社のCO2排出ゼロに向けた取り組みについては統合報告書「Kawasaki Report 2022
https://www.khi.co.jp/sustainability/library/kawasaki_report/2022.htmlP27-32をご覧ください。

関連リンク:

川崎重工のサステナビリティに関する取り組み

https://www.khi.co.jp/sustainability/