クラス世界最高効率の5MW級純国産ガスタービン「M5A」の累計運転時間が 10万時間に到達、運転信頼性99%以上を達成

5MW級の純国産高効率ガスタービン「M5A」

川崎重工が2017年11月に販売を開始した、クラス世界最高効率の5MW級純国産ガスタービン「M5A」の国内外での累計運転時間が10万時間に到達しました。なお、運転信頼性^※1は99％以上を達成しており、本製品の優れた性能を示しています。

「M5A」の発電効率は、5MW級で世界最高の32.6％で、同機を用いたコージェネレーションシステム^※2の総合効率はクラス世界最高の84.5％となります。また、当社が開発した最新のDLE（ドライ低エミッション）技術の適用によって、NOx排出量を52.5ppm（O₂=0%）以下に低減するなど環境に配慮しています。

当社は、高い発電効率と優れた信頼性を誇るガスタービンやガスエンジンなど、分散型のエネルギー供給に適した製品と、それらを組み合わせたコンバインドサイクルパワープラントから最適なエネルギー供給システムを提案できる強みを有しています。今後も製品技術力のさらなる向上とプラントエンジニアリング力の強化に積極的に取り組み、エネルギー関連事業をグローバルに展開するとともに、多様な市場ニーズに的確に応えながら、エネルギーの安定供給と環境負荷の低減、低炭素・脱炭素社会の実現へ貢献していきます。

※1		累計運転時間のうち、定期点検など計画的な停止以外での停止期間（計画外停止期間）を引いた割合を表す。
※2		天然ガスや石油などを燃料として発電し、その際に生じる廃熱も同時に回収するシステム。