AI搭載資源選別支援システム「K-Repros」が日刊工業新聞社主催「十大新製品賞」を受賞

2022年01月27日

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川崎重工が開発したAI搭載資源選別支援システム「K-Repros」が、日刊工業新聞社が主催する第64回 「十大新製品賞」において本賞を受賞しました。十大新製品賞は1958年から続く歴史ある賞で、その年に開発完了もしくは実用化した製品の中から、モノづくりの発展や日本の国際競争力強化に寄与する製品を表彰する制度です。本年は応募総数5956件製品の中から、17製品が選出されました。

受賞した「K-Repros」は、協働ロボットを用いてビンの色選別・形状選別を可能とするAI搭載の資源ごみ選別支援システムで、当社の長年にわたるごみ処理施設の設計・運営から培ったノウハウに、ロボット技術や人工知能(AI)技術を組み合わせた技術シナジーから生まれた製品です。当社製のコンパクトな協働ロボット「duAro2」を採用しているため設置・導入が容易で、国内に限らず需要拡大が見込める点などが高く評価されました。
また、タッチパネルからピッキングを遠隔操作することもできるため、ロボットは選別作業、作業員は遠隔監視といった運用によって、作業員の負荷軽減、労働人口減少に伴う人的リソースの有効活用、安全衛生面での労働環境改善など、社会課題に対するソリューションとなることが期待されています。

当社は今後も、社会環境や生活様式が大きく変容する中で、人とロボットが協働して社会基盤の維持および事業継続性の確保をしていく新しい働き方を提案していくことで、誰もが安全に安心して働けるリモート社会の実現を目指します。

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■日刊工業新聞社 第64回「十大新製品賞」について
http://corp.nikkan.co.jp/p/honoring/jyudaishinseihinshou

■開発秘話(SDGsに貢献する協働ロボット duAroがリサイクルの現場を変える!)
https://robotics.kawasaki.com/ja1/xyz/jp/2108-02/index.htm