8ＭＷ級ガスエンジン「KG-18-T」がコージェネ大賞2020 技術開発部門「理事長賞」を受賞
2021年02月08日
新開発の２段過給システムを搭載したクラス世界最高の発電効率を誇る８MW級新型ガスエンジン「KG-18-T」が、コージェネ大賞2020において、技術開発部門「理事長賞」を受賞しました。コージェネ大賞は、一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センター（以下、コージェネ財団）が主催し、新規・先導性、新規技術、および省エネルギー性などにおいて優れたコージェネレーションシステム（以下、コージェネ）を表彰することにより、コージェネの社会的認知を図るとともに、コージェネの普及促進につなげることを目的とした表彰制度です。
「KG-18-T」は2011年の初受注以降、180台以上の販売実績がある従来機をベースに、さらなる性能の向上を目的として開発し、2020年6月の販売開始より、受注実績を積み重ねています。出力は7,800kW(50Hz)、7,500kW(60Hz)で、新開発した2段過給システムの搭載により発電効率は当社従来機と比較して1.5ポイント向上し、本出力クラスでは世界最高の51.0％※1です。NOx排出量は200ppm※2以下であり、多くの国内都市部の環境要請へ対応が可能です。また、起動指令後5分で最大出力に到達可能な優れた起動性を有しており、電力網の需給調整力の向上に寄与します。今回の受賞は、エネルギーの有効活用と環境負荷の低減に貢献するこれらの性能・特長などが総合的に評価されたものです。
再生可能エネルギーの普及により国内外ともに電源の多様化が進む中で、「KG-18-T」は優れた経済性、環境性能、起動性により分散型電源の普及に貢献します。当社は今後も、個々の顧客ニーズを踏まえ、当社の持つ多彩なエネルギー製品の特長を活かして、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開していきます。
| ※1 | 国内都市ガスベース(40.6MJ/Nm³、メタン価＝69) | |
| ※2 | O₂＝0%換算 |
■コージェネ財団 コージェネ大賞2020
https://www.ace.or.jp/web/gp/gp_0010.html
■8MW級自社開発高性能ガスエンジン「KG-18-T」販売開始ニュースリリース
https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20200618_1.html
■8MW級自社開発高性能ガスエンジン「KG-18-T」初受注ニュースリリース
