第19回「地球環境大賞」の大賞を受賞

2010年04月08日

川崎重工は、産業の発展と地球環境との共生を目指し、温暖化の防止や環境保全活動に熱心に取り組む企業や団体を表彰する第19回「地球環境大賞」(主催・フジサンケイグループ)の大賞を受賞しました。
 川崎重工は、低炭素社会の実現に向け、「人にやさしい・地球にやさしい」をコンセプトに大型ニッケル水素電池「ギガセル」を自社開発し、「ギガセル」搭載の次世代の低床式電池駆動路面電車「SWIMO」を開発。「SWIMO」の走行実験では、ブレーキ時にモータを発電機として使用することで発生する回生電力を「ギガセル」に蓄え、加速時などに利用することで使用電力量を平均で約33%削減できることが確認されました。また、「ギガセル」を活用して開発した「鉄道システム用地上蓄電設備」は、営業路線での実証実験で使用電力量の約20%削減が確認できました。このほか「ギガセル」は、自然エネルギーやスマートグリッドを含む幅広い分野での活用が考えられ、地球の温暖化防止への貢献が期待されます。
 川崎重工のこうした取り組みが高く評価されて今回の受賞となりました。