韓国POSCOへ蒸気タービン発電設備を出荷
2010年09月07日
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川崎重工は、韓国のPOSCO(※1)光陽製鉄所 (韓国光陽市)に向けて、定格出力29.7MWの蒸気タービン発電設備を当社神戸工場より出荷しました。 今回出荷した蒸気タービン発電設備は、コークス乾式消火設備(CDQ(※2))に設置するもので、コークス炉にて乾留された赤熱コークスを不活性ガスにて消火し、その顕熱をボイラで蒸気として回収し発電に利用する、エネルギー再利用設備です。同社光陽製鉄所は、既に4基のCDQ設備を有し、今回コークス炉の増設計画に伴い、新たなCDQ設備を導入することになりました。 当社は1956年から産業用蒸気タービンの製作を開始し、現在までに約340台を納入しています。POSCO向けには今回出荷したものを含めて10基の蒸気タービン発電設備を納入しており、これらの実績に加えて、当社製蒸気タービンの優れた性能やライフサイクルコスト、川崎重工グループへの高い信頼が総合的に評価されたものです。 今後も、当社は発電用蒸気タービンの豊富な実績をもとに、エネルギーの有効利用の分野において、発電用蒸気タービン設備の受注拡販に取り組んでいきます。 ※1 POSCO ※2 乾式消火設備(Coke Dry Quencher) |
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