中国の油圧機器・装置販売子会社が営業開始(カワサキプレシジョンマシナリ)
2010年06月10日
川崎重工グループのカワサキプレシジョンマシナリ(KPM)は、上海市に独資の建設機械用および船舶用油圧機器・装置販売子会社「川崎精密機械商貿(上海)有限公司」を設立し、このたび営業を開始しました。 今回の新会社設立・発足は、急速に増大する中国油圧市場において、顧客のニーズに的確に応えていくことを目的としたものです。当社は、営業拠点の販売力強化ときめ細かな技術支援・アフターサービスの拡充を図るため、2005年12月に設立した当社の100%子会社「川崎精密機械(蘇州)有限公司」(江蘇省蘇州市)の営業拠点である上海分公司を引き継ぐ形で、販売、技術、品証の人員を増強し、独立した販売子会社「川崎精密機械商貿(上海)有限公司」(上海市黄浦区)を新たに設立しました。また、本販売会社において、「川崎精密機械(蘇州)有限公司」以外の製品の仕入れ・販売業務を行うことができるよう営業権を拡大するとともに、財務機能を整備しました。 中国では、急速な経済発展に伴う大規模な国土・都市開発を背景に、油圧機器の主要供給先である油圧ショベル市場がすでに世界最大市場に拡大しています。今後も開発の遅れている東北部や内陸部を発展させるべく水利、ガス、電力、交通等の旺盛な国家インフラ整備が見込まれており、中長期的にはさらなる伸長が期待されています。 また、資源輸入の増加、製品輸出の増加に伴う海運物流の増大を背景として、造船業も世界有数の市場に成長しており、船舶用油圧装置の旺盛な需要増加が見込まれています。 今後とも当社は、グローバルな油圧機器・装置市場で、高品質・高性能な製品を開発・提供するとともに、アフターサービス拠点の充実など総合的な顧客満足度の向上に努め、積極的な事業展開に注力していきます。 □川崎精密機械商貿(上海)有限公司の概要
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