2012年APECサミット開催会場および海洋センター向けにガスタービン発電設備を連続受注
2010年06月07日
|
|
川崎重工は、2012年にロシア・ウラジオストックのルースキー島で開催予定のAPECサミット会場およびその関連施設向けに、双日株式会社を主契約社としてロシアの極東電力から7MWクラスの「GPB70」型ガスタービン発電設備を3台連続受注しました。今回受注した3台のうち、2台は2009年10月に受注した1号機および2号機に続くサミット会場向け3号機および4号機、1台は同島に建設される海洋センター向け(本プロジェクトの通算5号機目)です。今回の受注により、同島向けの受注は合計5台となります。 本プロジェクトは、APECサミット会場および海洋センターの電力および熱需要向けに、ガスタービン発電設備及び温水ボイラで構成するコージェネレーション発電設備を建設するものです。1~4号機は主会場向けに、5号機は海洋センター向けに電力と温水を供給します。 本発電設備は、2011年秋に予定されている天然ガスパイプラインの開通までは軽油を燃料とし、パイプライン開通後は天然ガスを燃料とするため、デュアル燃料型ガスタービンが採用されています。 本プロジェクト向けに連続受注したガスタービン発電設備は、当社が自社開発した6~8MWクラスの純国産ガスタービンM7A型を搭載しています。M7A型ガスタービンは2009年初に同クラスのガスタービンとしては国内で初めて累計生産台数100台を達成しており、1994年に初号機を納入して以来、欧米を始め国内外に納入実績を積み重ねております。 今回の受注は、種々の性能等多面的に他社製品との比較検証が行われ、「GPB70」型ガスタービン発電設備の優れた性能に加え、コンパクトでかつ保守整備が簡便である点や極東ロシア地区における当社のサービス体制等が高く評価されたものです。 エネルギーの有効利用と環境負荷の低減の要求に応えるガスタービン、これを搭載した発電設備の製造・販売を通じて当社は地球環境の未来に貢献していきます。 |
|