中型の汎用ロボット「RS50N」と「RS80N」を新発売
2009年10月13日
![]() 「RS80N」 |
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川崎重工は、中・小型ロボット「Rシリーズ」で最大機種となる「RS50N」と「RS80N」を新発売します。 今回発売する2機種は最大可搬質量50kg、80kgの垂直多関節型ロボットで、前身となる「Fシリーズ」の相当機種(FS45N、FS60L)と比べて可搬質量をそれぞれ5kg、20kgアップすると同時に、最大リーチ2,100mmのままで合成最大速度を約40%向上させました。 「Rシリーズ」は、従来の「Fシリーズ」の優れた性能をさらに進化させ、速度、手首トルク、慣性モーメント、繰返し精度などの性能を大幅に向上させた最新鋭機種です。アーム本体質量を7%軽量化したにもかかわらず、従来60kgだった最大可搬質量を80kgに増大し、組立・ハンドリング、シーリングなどの幅広いユーザの自動化要求にきめ細かく対応できます。 今後は、先に発売した「RS10L」「RS20N」に加えて、「RS03N」、「RS05L」、「RS06L」、「RS30N」などの機種を近々追加し、「Rシリーズ」のラインナップを充実させていきます。 なお、当社は「RS80N」をはじめとする新製品を2009国際ロボット展(11月25~28日、東京ビッグサイト)に出品する予定です。
※1 販売価格は、メーカー希望小売価格。 1.主な特長 1) 高速度 アームの軽量化、高出力/高回転小型モータの採用などにより、最高速度・加減速度を大幅に向上させました。さらに、負荷質量や姿勢に合わせて加減速度を自動的に変更し、常に最適なパフォーマンスを発揮することで、サイクルタイムの大幅な短縮を実現します。 2) 高トルク 高出力/高回転小型モータの採用、アーム剛性の強化などにより、手首負荷能力を向上させました。このことにより、ハンド、ツール、ワーク形状の選択の幅が大きく広がります。 3) 大きな可動範囲 最大リーチはもちろん、各軸の動作ストロークを拡大することにより、ロボットの下方や近傍の動作領域も拡大しています。これによりレイアウトの自由度がさらに高くなりました。 4) 高い環境適応性 各関節部は二重シール構造、コネクタ部には防水コネクタを採用し、手首:IP67※2、基軸:IP65※3を実現しました。さらに、オプションで基軸:IP67にも対応可能です。 5) 高い拡張性 オプションとして、内蔵のバルブ類やセンサーハーネスを用意しています。さまざまな周辺機器の使用や取り付けが容易にできます。さらに、アーム各部に標準装備したサービスタップで追加の配線、配管も容易です。 ※2、※3 IP数値について 2.主要諸元
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