東京都勝島ポンプ所流入管渠工事向けシールド掘進機を完成
2009年06月23日
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川崎重工は、前田・鴻池・大日本特定建設共同企業体より受注した、直径10.3m泥水式シールド掘進機(中折れ型)を完成させました。本機は、品川区を流れる立会川流域の浸水対策および勝島運河の水質改善を目的として、日本下水道事業団が東京都より事業を受託し建設を進めている東京都勝島ポンプ所流入管渠工事に投入され、全長980mを掘削します。 今回完成した泥水式シールド掘進機は、直径10m級シールドでは世界初の最大左右11度に中折れできる装置を採用しており、「S字カーブ」区間を含むR30m急曲線施工区間に対応することができます。 東京都は、近年、都市化の著しい発展により汚水および雨水の流出量が増大している既設ポンプ所流域の処理能力増強と閉鎖性水域である勝島運河の水質改善のために勝島ポンプ所の建設を進めています。本機は、第二立会川幹線および浜川幹線の二つの雨水幹線で収容した雨水を勝島ポンプ所に送るための工事に活用されます。 当社は、これまで国内外に1,400基以上のシールド掘進機・TBMの納入実績を持っています。特に、当社は直径10m級以上の大口径シールド掘進機の分野において、30%以上のトップシェアを有しています。今後も国内外を問わずシールド掘進機・TBMの営業展開を強力に推進していきます。 なお、今回納入したシールド掘進機の概要は以下のとおりです。
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