川崎サイドスラスターの生産体制強化播磨工場で新工場操業開始
2008年10月23日
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川崎重工は、このたび当社播磨工場(兵庫県播磨町)内に建設を進めていた川崎サイドスラスターの生産工場を完成させ、操業を開始します。これに伴い、明日24日に操業開始式典を行います。 今回操業を開始する新工場「スラスター第1工場」は、生産スペース拡充および生産効率向上による川崎サイドスラスターの増産を目的として、これまで川崎サイドスラスターを生産してきた神戸工場(神戸市中央区)から生産拠点を移転するものです。 サイドスラスターとは船舶を横方向に推進させる装置であり、離着岸時の操船用としてコンテナ船、フェリー等に広く利用されています。サイドスラスターは、近年の海運業の隆盛を背景とした造船需要の拡大に伴い、急速に生産台数が増加しています。新工場はこれらの需要増に対する新たな生産拠点として大きな役割を果たす工場です。 また、海底油田開発の活性化に伴うオフショア船需要の拡大等に対応するため、今回の新工場に引き続き、主推進機である旋回式スラスター「レックスペラ※」を増産すべく、播磨工場での「スラスター第2工場」の建設計画を進めています。 当社は、今後も信頼性の高い製品の供給を通じて、顧客の多様なニーズに応えるとともに、舶用推進機ビジネスの一層の発展に注力していきます。
※「レックスペラ」: 川崎重工の登録商標です。 |