東京二十三区清掃一部事務組合向け最新鋭ごみ処理施設を納入(カワサキプラントシステムズ)
2008年05月27日
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川崎重工グループのカワサキプラントシステムズは、東京二十三区清掃一部事務組合向けに、最新鋭のごみ処理施設を納入しました。 今回納入した施設は、環境との共生、資源・エネルギーの循環、地域との共生というコンセプトの基に、当社が開発した流動床式ガス化溶融炉、プラズマ式灰溶融設備で構成され、ダイオキシン類排出基準、排ガス規制、排水規制および灰等の溶出規制などの厳しい基準を満たしております。 本設備の技術的特長は次のとおりです。 (1)「川崎-流動床式ガス化溶融システム」 高温燃焼により有害ガスの発生量を大幅に抑えることで、環境負荷の低減を図ることができます。 (2)「川崎-プラズマ式灰溶融炉」 作動ガスとして空気を用いるため安全であり、電離度が1%程度の弱電離プラズマの高温(中心で20,000~30,000°C、外周で約3,000°C)で、焼却灰や飛灰を溶融します。また、溶融された灰は、約1/3に減容され、性状の安定した溶融スラグとなります。 本施設は当社のごみ処理施設の納入実績として160施設目であり、当社の培ってきた実用可能な最新技術の粋を集めたモデルプラントとなるものです。当社は流動床式ガス化溶融炉以外にも、ストーカ式焼却炉、直接ガス化溶融炉(シャフト炉式)などの技術を有しており、客先のニーズに細かく対応する体制をとっています。今後とも、当社は深刻化する環境問題に対し、さらなる技術力のブラッシュアップを図るとともに、多様化するニーズに応えるため、積極的な技術開発と販売活動に取り組んでいきます。
※環境負荷低減効果
(2)水質汚濁
(3)騒音・振動・悪臭
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