「787ドリームライナー」向け新工場を建設
2008年01月29日
![]() 「エントランス外観パース」 |
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川崎重工は、航空機製品の生産・組立工場である名古屋第一工場の南側に、ボーイング社と共同開発中の新型旅客機「787ドリームライナー」を増産するための工場建設に着手します。当社は、「787ドリームライナー」向け製品を生産する工場を2006年7月に竣工し既に生産を開始していますが、「787ドリームライナー」の受注が好調であることから、生産能力を増強するため新工場を建設します。 この新工場は、名古屋第一工場の南側に新たに土地を調達し建設するものであり、全長189m・幅207m・高さ19mからなる延床面積約38,000m2の工場です。当社は、「787ドリームライナー」の開発において前部胴体、主脚格納部、主翼固定後縁を担当しており、新工場では既設工場と同種の生産設備を追加導入して前部胴体の増産を行う予定です。 「787ドリームライナー」は、200~300席クラスの高効率運航を目指した中型旅客機であり、設計の斬新さに伴い、革新的な生産技術が多数導入されています。特に、当社が担当する胴体構造部位においては、世界で初めて全複合材製の一体成形構造が採用されております。 現在、「787ドリームライナー」は2009年初めの運航開始を目指し、開発の最終段階にあります。当社は、2007年初めに既設工場から前部胴体を初出荷し、その後も順調に生産を続けております。当社は「787ドリームライナー」の生産能力を増強するとともに、高品質な製品の提供を通じて、ボーイング社の本プロジェクトに貢献し、さらには民間航空機事業の拡大に向けて積極的に取り組みます。 なお、新工場の概要は次の通りです。
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