水産大学校向けオートトロールシステム用として最新鋭の川崎自動定点保持装置を納入
2007年09月03日
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川崎重工は、独立行政法人水産大学校練習船「耕洋丸」向けに、最新鋭のオートトロールシステム用川崎自動定点保持装置※「KICS-5000STN」を納入しました。 川崎自動定点保持装置「KICS-5000STN」は、水産大学校およびニチモウ(株)、(株)カワサキプレシジョンマシナリ、(株)カイジョーソニックとの共同研究により開発したオートトロールシステム「STNシステム」に組み込まれます。本装置は、電力ケーブル敷設等の海洋工事で使用され好評を得ているオートトラッキング機能付きの自動定点保持装置「KICS-5000」を、STNシステムに合わせて更に進化させており、海中の漁具(トロール網)を魚群の位置へ自動的に誘導することができる自動曳網制御機能を備えています。 川崎自動定点保持装置「KICS-5000STN」の特長は次のとおりです。
今回の納入は、自動定点保持装置「KICS-5000」シリーズとして5隻目の搭載実績となり、本装置を組み込んだ「STNシステム」は今後のトロール操業のモデルとなるシステムです。当社は今後も顧客のニーズに応え、海運、海洋工事、海洋資源開発等に貢献するため更なる技術開発に取り組んでいきます。 [装置の概要] 名称 :KICS (Kawasaki Integrated Control System) 型式 :KICS-5000STN 機能(操作モード): (注)STNSの3モードが今回新たに開発した機能。
※ 自動定点保持装置(DPS):GPS等の船体位置計測装置を使用して船体位置をリアルタイムに計測しながら、船体位置が所定の位置からずれないように推進装置や舵を自動的に制御する装置。 |