本社工場の新工場棟で建設機械用油圧機器のコアパーツ生産を開始(カワサキプレシジョンマシナリ)
2007年07月12日
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川崎重工グループのカワサキプレシジョンマシナリ(KPM)は、本社工場(神戸市西区)に建設した新工場棟において、建設機械用油圧ポンプやモータに組み込まれるコアパーツの生産を開始しました。 今回生産を開始した新工場棟は、本社工場内に分散していたコアパーツの製造部門集約による生産効率化と設備増強による増産を目的として、2006年9月より建設を進めていたもので、2007年4月に工場建屋が完成し、その後加工機械の設置を経て、このほど生産を開始したものです。本工場では、油圧ポンプやモータの重要部品であるピストンやシュー、シリンダ、バルブプレートなどのコアパーツを機械加工から熱処理まで一貫生産し、国内および当社グループの海外生産拠点に供給します。 今後もさらに機械設備の導入を進めて生産体制を強化し、2008年3月には本工場での本格生産を開始する予定です。これにより、コアパーツの生産および熱処理能力を大幅に増強し、建設機械メーカーをはじめとする国内外の顧客に対する高精度な油圧ポンプ、モータの増産要求に応えていきます。 建設機械市場は、BRICsやそれに続くVISTA諸国でのインフラ整備や急増する海外の資源開発などを背景として内外需とも堅調であり、全世界的に拡大基調にあります。 今後とも当社は、コアパーツ工場の操業開始を契機として、グローバル化と市場の拡大が著しい油圧市場において、高品質・高性能な製品を開発・提供するとともにアフターサービスの充実に努め、総合的な顧客満足度の向上を図っていきます。 □コアパーツ工場の概要
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